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番外編〜クジラ発掘2

今回もクジラ発掘。北海道教育大学 釧路校 境 智洋氏のお話しです。
いよいよ全貌が明らかに・・・
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取り出せるものは全部取り出しました。
肋骨が全部で9本。
下顎や上顎、小さな骨たちも・・・。
ここで重要になるのが頭部。これがしっかり調査できると、種の限定ができるそうです。
ということで、その部分は特に慎重に。石膏で固めることに。
これがまた大変。
瞬間接着剤もそうですが、石膏も一時期釧路市内からなくなった時もあったのでは?というくらいです。
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最終的に教育大学に運ぶことになったのですが、
石膏で固めたものは3つ。一つは1トン、一つは240kg、一つは160kg。
これをクレーン車で積み、それを運び、さらに室内へ移動するという一大事業でした。
現時点で、かもしれないという事しか言えないのですが、
・全長7~8mくらい
・ヒゲクジラ(コイワシクジラ)若い個体
・今から100〜120万年前くらいのもの
ただ、実際に頭部をこれから調査して正式に判明するのは来年のことになりそうです。
クジラにしてみれば、100万年以上の眠りから起こされ、カラダを触られ、
石膏で固められて、トラックに乗せられ、吊るされ、室内に移動されたわけで、
もし話すことができるなら、その感想を聞いてみたかったです。

※写真は北海道教育大学釧路校 境 智洋氏からお借りしました。

番外編〜クジラ発掘1

昔むかし湿原が海だった頃・・・
今から100〜200万年前くらいにそこに生きていたクジラ。
発掘するまでに月日を要しました。どうやって掘り出そう。一体これはどこまで続くのだろう。
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5.jpg 少しずつ少しずつハケを使って余分なものを払い、
そこに瞬間接着剤を使って形を崩さないように。
細心の注意をはらいながらの作業が続きました。
やっと見えてきたそれぞれの骨たち・・・。
でもそれがどこの骨なのか。
もしかすると奥にもまだあるかもしれない。
鼻水をすすりながら
だいぶ風が冷たくなってきた季節にも
狭い場所で交代交代に黙々と
地味な作業が続きました。
でもまだ全貌は見えてきません。

地権者の方のご協力もあり、もう一段階奥も掘ることに・・・。
さらに宝物が見つかった感じです。
すると断層がそこにはあり、またいくつかの骨も出てきました。

※写真は北海道教育大学釧路校 境 智洋氏からお借りしました。

海岸シリーズ〜宿徳内04

砂岩脈・万里の長城?・恐竜みたい・キラキラ光る・・・今回のkey word
海岸シリーズのナビゲーターは北海道教育大学 釧路校 境智洋氏です。
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海岸シリーズ〜宿徳内03

泥岩・コロコロ可愛いノジュール・巨大ノジュール・エジプトの壺?貝化石色々・不明な鉱物?・割ってみる・・・今回のkey word
海岸シリーズのナビゲーターは北海道教育大学 釧路校 境智洋氏です。
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